機動戦士Gundam GQuuuuuuX 第8話「月に墜(堕)ちる」
ご覧になりましたか? 衝撃の展開に私もまだ少し興奮冷めやらぬといったところです。
特にラスト近くに登場した、あの謎の青年。
一体何者なんだ? とGoogle検索してたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
ええ、わかりますとも。
私も「シロウズ」という名前を聞いて、即座に色々な可能性が頭を駆け巡りましたから。
今回は、そんな第8話で初登場した注目の新キャラクター、「シロウズ」について、声優の情報も含めて深掘りしつつ、第8話のあらすじや、私自身の感想を、皆さんにお届けしたいと思います。
ぜひ、最後までお付き合いください。
シロウズの正体と声優は?
さて、皆さん最大の関心事でしょう。
この金髪碧眼、前髪で目元を隠した謎の青年、シロウズ。
第8話の後半、「月に堕ちる」というパートで、レオ・レオーニ博士と共にイオヌマグッソ建設現場へ姿を現しましたね。
彼の特徴といえば、まず目を引くのが、その鮮やかな金髪と碧い瞳、そして少し抑揚を抑えたような独特の話し方です。
そして何より、多くの視聴者が即座に感じたであろう「声」の既視感。
そう、あの声は、作中でシャア・アズナブルの声を担当されている新祐樹さんの声によく似ていますね。
スタッフロールにもシロウズの名前が明記されていなかったこともあり、その正体について様々な憶測が飛び交っています。
スタッフロールに名前がない理由としては、単にネタバレを避けるためだったり、既に別の役で出演している声優さんが兼役を務めている場合などが考えられるそうですが、今回はその声から、多くの方が「シャア本人ではないか?」と感じているようです。
過去のシャア・アズナブルは、キャスバル・レム・ダイクン、エドワウ・マス、そしてクワトロ・バジーナと、様々な偽名を使って活動してきました。
特にクワトロ・バジーナの「クワトロ」はイタリア語で4を意味し、彼が4番目に名乗った名前であることから、今回の「シロウズ」という名前も、「四郎」を連想させる語感から「4番目の男」という意味合いが込められているのではないか? という考察もあります。
これは、過去の失敗や裏切りを「やり直す」という、シャアという存在の宿命的なコードネームの継承性を示唆しているのかもしれません。
また、金髪や碧眼といった外見の変化については、ゼクノヴァ現象によって時間軸を越え、若返ったシャアの姿ではないか、という大胆な説も提唱されています。
ゼクノヴァが精神や記憶を転送する装置だとするならば、ファーストガンダム時代の17歳のまま、Zや逆襲のシャアを経た記憶を持ってこの世界に存在する、まさに「シャア神話のエッセンス」のような存在なのかもしれませんね。
単なる潜伏や隠密行動のためではなく、名を変えることで「世界の構造そのもの」に割り込み、イオマグヌッソ計画に関わることで、再びザビ家の構造を内側から破壊しようとしている、といった深読みまでされています。
もちろん、クローン強化人間説などもソースに挙げられており、シロウズがシャアと別人である可能性もゼロではありません。
彼がシャアのクローンであれば、赤いガンダムにシャアの意思が練り込まれている、という説も成立するからです。
ただ、やはりあの声、あの雰囲気、そしてシャロンの薔薇の話題が出た際に映し出された碧い瞳。
これらを総合すると、現時点ではシロウズの正体は、何らかの形で再臨したシャア・アズナブル本人である可能性が、最も高いと考えるのが自然ではないでしょうか。
まだ明言されていませんが、私としてはこの説を強く支持しています。
ジークアクス第8話「月に墜(堕)ちる」のストーリー概要
第8話「月に墜(堕)ちる」は、まるでジェットコースターのような情報量と展開の速さでしたね。
物語は大きくAパートとBパートに分かれていた印象です。
Aパートは、先行劇場版でも描かれた、一年戦争時のソロモン落下阻止作戦を巡るエピソードが描かれました。
シャアとシャリア・ブルが登場し、赤いガンダムやゼクノヴァ現象に関する描写があり、懐かしさを感じつつも、劇場版にはなかった新規カットが追加されていたりと、改めて見ると発見もありましたね。
特に、シャアがソロモンで白い軽キャノンにライフルを向けた直前のエフェクトの中に、ファーストの服装で叫ぶララァが一瞬映っていたという視聴者の報告もあり、スロー再生で確認してみたくなるような仕掛けもありました。
そして問題のBパート。
こちらでは、第7話のラストでエグザベに保護されたニャアンが、月のグラナダにあるキシリア・ザビの旗艦チベに連れてこられるところから始まります。
タイトルの「月に墜(堕)ちる」は、Aパートのソロモンが月へ墜ちかける様子と、Bパートでニャアンが「月の女王」キシリアの手中に堕ちる様子にかかっている、という考察には思わず唸ってしまいました。
ニャアンはキシリアから手厚い待遇を受け、ジオン工科大学への進学や奨学金の話も出ますが、これは彼女が「天然のニュータイプ」として、キシリアにニュータイプ研究やゼクノヴァの軍事利用のために利用されようとしている側面が描かれていました。
彼女にはジークアクス2号機となる新機体「ジフレド」が用意されます。
このジフレドが格納されているシーンや、パイロット不在で起動する様子は、まさに『エヴァンゲリオン』初号機を思わせる描写でしたね。
ニャアンの過去、特にサイド2出身の難民であることや、永住権を得るために学士号を目指していたことなど、苦労人としての背景も明かされました。
また、キシリアの元ではギレン派のスパイによる暗殺未遂事件が起こり、ディアブロと呼ばれる危険なニュータイプや、ギレンが進めるクローン強化人間計画についても言及されるなど、新たな謎やキーワードが次々と提示されました。
その混乱の中、シャリア・ブルによってソドンに回収されていたマチュは、ジークアクスと共に単独でソドンを脱走し、なんとそのまま大気圏に突入して地球へと降下していきました。
バリュートパックなどもなく、文字通りの力技での大気圏突破は、思わず「マジか!?」と声が出てしまいましたよ。
そしてラスト。
イオヌマグッソ建設現場で、レオ・レオーニ博士(らしき人物の娘、ティルザ・レオーニとされていますね)と会話する金髪碧眼の青年、シロウズが登場しました。
シャロンの薔薇の行方について言及しており、この物語の核心に迫る存在であることを示唆していました。
さらに衝撃だったのが、次回予告です。
マチュが「お姉様の名前って…?」と尋ねるシーンと共に、見覚えのある長い髪の後ろ姿が映し出されました。
多くのガンダムファンが「ララァだ!」と確信した瞬間ではないでしょうか。
第8話は、過去の再現と新たな展開、そして怒涛の伏線提示で、まさに情報過多な回でしたね。
ジークアクス第8話を見た個人的な感想
いやもう、凄すぎましたね、第8話。
まず、Aパートのシャアやシャリア・ブル、赤いガンダムの描写は、劇場版で見たはずなのに、テレビで見るとまた違った衝撃がありました。
特にララァの一瞬のフラッシュバックは、気づいた人がどうやって気づいたのか不思議でならないレベルですね。
そしてBパートに入ると、これでもかと情報と展開が詰め込まれていて、視聴者は置いてけぼり必須! くらいの勢いでした。
ニャアンがキシリア様の手中に堕ちていく様子は、タイトル通りだな…と思いつつ、彼女がジフレドという新たな力を持つことになったのは気になります。
ジフレドが格納庫にいる様子や、ニャアンに反応して勝手に動き出す描写は、もう完全にエヴァでしたね(笑)。
スタジオカラーとサンライズの共同制作ということなので、エヴァオマージュがあるのは当然なんですが、ここまでストレートに来ると「パロディ」というよりは、「融合」なんだなと感じました。
賛否両論あるでしょうが、個人的にはこの「お祭り感」というか、ガンダムとエヴァが混ざり合う禁断の感じ、嫌いじゃないです。
むしろ、こういうのを待ってた! という気持ちの方が大きいかもしれません。
そして、キシリア様!
まさか手料理(アップルパイ!)を振る舞ったり、部下に優しさを見せたりするとは…。
確かに正史でも優秀な部下には情を見せる一面はありましたが、ここまで丁寧に描かれるのは初めてかもしれません。
SNSでも「キシリア様」がトレンド1位になっていましたし、多くのファンが色々な意味で衝撃を受けていたようです。
そして、やっぱりあのラストの青年、シロウズですね。
声を聞いた瞬間に「シャアか!?」となりましたが、金髪碧眼という外見、スタッフロールなし、シャロンの薔薇を追っている…これでもかというくらいシャアを示唆していて、逆に「本当にシャアなのか?」と疑ってしまいます。
ミスリードを狙っている可能性もありますし、クローン説なども捨てきれません。
ただ、個人的にはやはり、何らかの形で時間を越え、新たな目的を持って現れたシャアであってほしいな、と思っています。
彼がイオヌマグッソ計画に関わっている理由や、シャロンの薔薇=ララァを使って何をしようとしているのか…想像するだけでゾクゾクしますね。
赤いガンダムの声が誰なのか、シロウズが登場したことでさらに謎が深まりましたが、学習型コンピュータ説など、こちらも興味深い考察がされています。
マチュがほとんど出番がなかったのは少し寂しかったですが、ラストでソドンを脱走し、ジークアクスと共に地球へ降下した姿には、思わず「主人公はここで動くか!」とワクワクしました。
シャリア・ブルがわざと逃がしたという説もあって、今後のマチュとシャリアの関係性も気になります。
そして次回予告のララァ!
まさかララァまで出てくるなんて、予想を遥かに超えてきました。
シャアだけでなく、ララァが物語にどう絡んでくるのか、そしてマチュが「お姉様」と呼んでいたのは一体誰なのか(もしかしてララァの姉がニャアンなんて展開も?!)、来週が待ちきれません。
まとめ:ジークアクス8話ネタバレ考察|シロウズの正体・声優は?
第8話は、過去のオマージュやセルフパロディ、エヴァとの融合、そして怒涛の展開と謎提示で、とにかく濃密な30分でした。
ガンダムファンとしては「そうきたか!」という驚きと楽しさ、そして少しの戸惑いが入り混じった、忘れられない回になりそうです。
皆さんは第8話、どんな感想をお持ちになりましたか?
ぜひ、コメントで教えてくださいね。
来週の第9話も、きっと想像を超える展開が待っているはず!
楽しみに待ちましょう!