■【GQuuuuuuX】シロッコ出禁の真相!能力、思想、Zガンダムでの野望を徹底解説
皆さん、ご存知でしたか?
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』、通称ジークアクスには、あのパプテマス・シロッコが登場しないんです!
ネットでは「シロッコ出禁」なんて言われているみたいですが、一体なぜなのでしょうか?
今回は、その理由からシロッコの深すぎる魅力、そして『Zガンダム』での活躍まで、熱く語っていきたいと思います!
なぜシロッコは出禁?GQuuuuuuXにおける存在の重み
劇場版ジークアクスのパンフレットで、衝撃的な事実が明かされています。
なんと、ジークアクスの時代設定を0085年にしたのは、0087年にするとシロッコが帰ってくるから、とハッキリ書かれているんです!
これには、僕も思わず膝を打ちました。
考えてみてください。
シロッコは、一年戦争の頃から木星にヘリウム3の回収に行っており、その間に独自の技術でガンダリウムと同レベルの装甲材や、ガンダムMk-IIとは異なるムーバブルフレームを開発してしまうほどの天才なんです。
そして0087年、満を持して地球圏に帰還し、自ら開発したTMA(メッサーラ)でいきなり友軍の輸送船を襲撃するという、規格外の行動に出るわけです。
つまり、シロッコにとって一年戦争の結果なんてどうでもよく、地球圏に現れた時点で、その秩序を破壊することが確定しているような男なんです。
監督が「シロッコは邪魔だ」と言い切るのも、納得の破壊力ですよね!
ジークアクスの世界観を保つためには、シロッコの存在があまりにも大きすぎた、ということでしょう。
天才の証明!シロッコの驚異的な能力と野望に満ちた思想
シロッコの魅力は、その圧倒的な能力と、底知れない思想にあります。
まず、パイロットとしての腕前は言わずもがな。
ノーマルスーツすら着用せずに、メッサーラを自在に操り、エゥーゴのMSを翻弄する様は、まさに天才の所業です。
さらに、ニュータイプとしての能力も桁違い。
クワトロ・バジーナ(シャア)ですら、そのプレッシャーに息苦しさを覚えるほどでしたから。
精神感応能力も非常に高く、ハマーン・カーンと互いにサイコ・ヒットを引き起こすなど、常識外れの力を見せつけています。
そして、彼の思想もまた独特です。
「重力に魂を引かれた人々を開放する」という一見エゥーゴの理念と似た言葉を口にしながらも、その実、地球圏の支配を目論んでいました。
特に興味深いのは、「女性による世界統治」という構想です。
戦後の地球圏を治めるのは、男性的支配ではなく、女性の手に委ねるべきだと主張するのです。
しかし、その真意は、女性を道具として利用し、自身が安全な場所から世界を操るという、傲慢な野心に満ちていたと言わざるを得ません。
カミーユの「いつもいつも、脇から見ているだけで、人を弄んで!」という叫びは、まさにシロッコの本質を突いていると思います。
Zガンダムでの暗躍!歴史の立会人たる所以
『Zガンダム』において、シロッコはまさに「歴史の立会人」として、物語を大きく動かす存在でした。
木星から帰還後、ティターンズ内で急速に台頭し、そのカリスマ性と謀略で着々と権力を掌握していきます。
バスク・オムやジャマイカン・ダニンガンといった上官を手玉に取り、サラ・ザビアロフやレコア・ロンドといった女性たちを下に置きました。
特にサラに対しては、単なる部下以上の特別な感情を抱いていたようにも見えます。
そして、ジャミトフ・ハイマン暗殺という衝撃的な謀略を実行し、ティターンズのトップに躍り出ます。
その手腕は高く、冷酷でした。
しかし、その野望も、最後はカミーユ・ビダンの駆るΖガンダムによって打ち砕かれます。
Ζガンダムのウェイブライダー形態による特攻を受け、壮絶な最期を遂げるのです。
その際、カミーユの精神を道連れにしようとする執念深さも、彼の恐ろしさを物語っています。
劇場版『ZガンダムIII 星の鼓動は愛』では、カミーユの「女たちの所へ戻るんだ!!」という叫びに対し、「女だと…?」と困惑の表情を浮かべながら散っていきました。
この最期の言葉にも、彼の女性観の歪みが表れているように感じます。
シロッコは、その圧倒的な才能と野心で、グリプス戦役という動乱をさらに複雑で予測不可能なものにしました。
まさに、歴史の台風の目となる存在だったと言えるでしょう。
まとめ:シロッコの魅力は永遠に!
『Gundam GQuuuuuuX』で出禁となってしまったシロッコですが、彼の残したインパクトは、ガンダムシリーズ全体においても色褪せることはありません。
天才的な能力、野望に満ちた思想、そして『Zガンダム』での圧倒的な存在感。
どれをとっても、他のキャラクターにはない強烈な魅力があります。
ジークアクスで彼の姿を見ることができないのは残念ですが、ぜひ『Zガンダム』本編や関連作品を通して、パプテマス・シロッコの生き様をその目に焼き付けてほしいと思います。